●障子紙のフィルター効果 |
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冬、こたつで暖まりながらも背中がゾクッとすることが。これは、低温の窓やコンクリートの壁にふれて冷やされた空気が床に沿って流れる、コールドドラフト(冷たい空気の流れ)が起きているのです。しかしこの現象は、室内の空気が直接ガラス面にふれないよう〈ガラス窓+障子〉の二重建具にすることで軽減させることができ、寒い日もより快適に過ごせます。 一方、障子紙の多孔性というフィルター効果の高い特質も注目されます。自然な形で換気と清浄化が行われるため、機密性が高まった住宅環境でここ10年間に倍増する幼児アトピーも、障子を利用すれば通気性がよくなり緩和されるでしょう。また、身体に有害なホルムアルデヒドや空気中のホコリ・ニコチンなども吸収し健康的です。さらに、障子には吸湿性もあるため室内に湿気がこもるのを防ぎ、湿度の高い日本の住宅には最適な建具です。 従って、これらの特長を効果的に保つには、1年に1回は障子紙を張り替えるとよいでしょう。 全国障子紙工業会のHPより |