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襖ふすま

張替え方法とキャンペーン価格

 襖の修理には、主に次の様な方法があります。
 ※価格は全て(1800mm×900mm)以内
  1⃣片面張替え(主に押入襖ですが、
  段ボール襖など例外もあります)
  1,540円~(税込)■襖片面1,540円~
  押入襖の裏側は雲華紙を使います。1,100円~

2⃣両面張替え(主に取り合い襖に成りますが、段ボール襖はその構造上両面張替えが必要な場合があります。)
3,080円~(税込)■襖両面3,080円~
3⃣戸襖や源氏襖など特殊なものは、必ず現場調査の上お見積りをさせて頂き出させて頂きます。もちろん完全無料です。
4⃣押入れ襖の裏紙(雲華紙)は1,100円~(税込み)と成ります。
5⃣天袋や地襖などある程度小さなものは上記価格の7割の価格にさせて頂きます。
1,078円~(税込)天袋は1,078円~(650mm×900mm)以内

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襖の種類とその名称

■取り合い(間仕切り・中仕切り)
部屋と部屋とを仕切るために使われる襖。
襖の両側が部屋に面するため両面に上貼りが貼られます。
このため、「両面貼り」とも呼ばれるます。
■押入れ片側だけが部屋に面するので、片面のみ上貼りを裏は裏貼り(雲華紙)が用いられる。
このため「片」とも呼ばれます。
■鴨居上(かもいうえ)
押入の上の小襖のことで、「天袋」とも呼ばれます。
■天袋・地袋(てんぶくろ・じぶくろ)
床の間の脇床の上段・下段に取り付けられる小襖のことで、上段のものを天袋、下段のものを地袋と呼びます。
また一般的に押入れの上の小襖も天袋と呼びます。
■戸襖(とぶすま)
木製の戸の片面に襖紙などを貼ったものです。和襖とは構造も張替工程も異なります。
【本襖の種類と魅力とはどういうものか】
襖とは部屋と部屋を仕切りや、押入れの扉の為に造られた建具の一種で、木を組んだ格子状の骨に和紙を張ること数回、いわゆる下張りをし、表紙を張って仕上げます。これは一般的に使われている本襖といいます。重さは軽く、表紙を変えることによって自由に趣を演出することができるのが特徴です。表紙だけではなく、引手や枠にも数多く種類があり、その組み合わせ次第で好みのものにすることもできます。襖はいくつか種類があり、耐久性や意匠、環境によりそれぞれ特徴があります。組子襖には他に、下張の代わりにチップボール紙を張ることで工程を簡略化したチップボール襖、骨の組子の数を減らし、間にペーパーハニカムコアを使用したペーパーコア襖、組子の上に薄い板を貼り、やはり工程を簡略化した単板襖、下張の代わりに厚いベニヤ板を貼った板襖があります。
本襖は、部屋に合わせて表紙を変えることができるということの他に、何枚も重ねられた和紙の性質により、温度や湿度、風の通りを調節してくれる性質が魅力でもあります。

 【襖(ふすま)は日本独自に発達してきました】
襖(ふすま)は組子(木を格子状に組んだもの)の両面に紙または布を張り 重ねた日本独自の建具です。
襖紙の上張りの張替えのことまで良く考えられた構造に成っています。
元々襖障子(ふすましょうじ)は、平安時代に中国から伝わった厚くて丈 夫な唐紙を張り合わせたことから唐紙障子(からかみしょうじ)とも呼ば れます。単に『唐紙』と呼ばれることもあります。
 【襖は平安の昔から変わらない不変な物】
襖は平安時代の末期には貴族階級の邸宅にすでに使われていました。現代の様式も基本的には、平安時代の物と構造は変わっていません。安土桃山時代から江戸時代と続く武家の世界では、襖は権力を確認するための政治的な意味を持って使われてきました。明治の時代に入ると欧米の文化が入るようになり富裕層から庶民にも襖は使われるようになりました。襖が使われるようになってから明治の初期までは、見せるための意味合いがありましたが、時代が進み昭和の時代では実用的な物へ変化しました。襖を作る場合には紙と縁、引手と下地を選びます。高級品な物から実用的な物まで部屋の用途により選べるようになっています。襖紙にはそれぞれに柄があり、山水や花鳥といった純和風のデザインから現代的なアート柄まであり、それぞれ家や部屋の仕様で選ぶことが出来ます。日本人は古くから白という色に神聖なものを感じ大事にしてきました。時代が進んでも基本にある心は清らかな白への気持ちです。平安の昔から現代へと受け継がれた襖に込めた知恵と技術はこれからも続いていくと思います。今では部屋の間仕切りの意味合いが強い襖ですが、長い歴史を考えると様々な思いが湧いてきます。
【日本家屋には欠かせない襖ふすまは古来から伝わる伝統の建具です】
日本の和を象徴する襖は、様々な柄があり柄一つで大きく印象が変わり ます。近年ではポップな絵柄などが流行しており、洋のイメージを象徴する襖が登場しています。日本の情緒を表現する襖は、いつも綺麗な状態を維持しておくことが大切です。押し入れとして使用したり、隣の部屋との間仕切りとして使用しますが、破れた状態や破損、汚れがあると部屋全体の印象が悪く見えてしまいます。 和室は昔から重要な役割を果たす部屋として重んじられてきましたが、最近では茶の間や子供部屋、寝室などに使われている方が多く存在しています。畳敷きの和室の部屋は使用用途が広く、使いやすい部屋として利用されている昨今です。襖を常に美しく保っているだけでも部屋全体が引き締まって見えます。多彩なカラー、柄などが自由に選択できる襖紙は品質が高く破れにくいものも登場しています。また、部屋のプチリフォームとして襖紙の張替などを行うと部屋の雰囲気も大きく変わります。寝室などは落ち着いたシックな絵柄などもあり、子供部屋には可愛らしい絵柄なども多彩に展開されています。好みに応じて張替が可能な襖は多くのお宅で重宝されています。

襖ふすまの構造

幅約90cm、高さ180cmの一般的な形状の襖(ふすま)で、木製の組子の上に何層もの襖紙を貼り重ねたものを「和襖、本襖」と言います。これにより中に空気の層が出来、断熱効果が出ます。対して木製組子の代わりに、発泡系芯材やダンボール系芯材、ペーパーコア系芯材を用いたものを「量産襖」。ベニヤ板を芯材にしたものを「板襖、戸襖」などと呼んでいます。
襖の内部構造にはいくつか種類があります。なかでも、枠組みが木で作られている「和ぶすま」が一般的かと思います。そのほか、発泡プラスチックを使用した発泡系ふすま、骨組みに薄い木の皮を貼った単板ふすま、ダンボールにアルミ箔を貼ったダンボール芯ふすま、ペーパーコアにアルミ箔とボールチップを貼ったものがペパーコア芯ふすまと呼ばれています。ペーパーコアとは紙を六角形などの形にし、蜂の巣のようにたくさん並べて強度を保たせた紙の一種です。そして「和ぶすま」の中にも4つの種類があります。まずはペーパーコアを使っている襖、チップボール襖です。チップボールとは新聞や雑誌の古紙を使用した板紙です。チップボール襖には耐水性のあるものが使用されています。このチップボール襖は一般的に全国に普及しているタイプです。ペーパーコア入のものは、中部から近畿にかけて一部の地域で使われているタイプです。そして残りの2つは「在来襖」と「本襖」です。在来襖は全国的にもっとも普及しているタイプで、全国どこの張り替え専門業者でも対応することが出来ます。本襖は木材や下貼紙に最高級品を使用することで幅広いタイプが製作できます。そのため最高級品にも仕上げられる襖です。

襖紙の種類

本鳥の子 手漉きの雁皮紙               最高級品
鳥の子 機械漉き和紙                高級品
上新鳥の子 機械漉き洋紙                中級品
新鳥の子 機械漉き再生紙               普及品
茶裏 機械漉き廉価紙                廉価品
最高級織物 伝統織物:本紗本葛布            最高級品
中級織物 長繊維のレーヨン糸やスラブ糸・ネップ糸等  中級品
普及織物   レーヨン糸やマニラ麻糸           普及品

※ふすま紙には、鳥の子紙に代表される紙と布の織物があります。鳥の子ふすま紙の場合、原料やその製紙方法。また後加工の方法によって
上の表のように、グレードが大きく分かれます。また織物の場合も、織糸の種類や撚糸の数や後加工の方法により分かれます。

【本鳥の子に使われる雁皮紙について】

雁皮紙は、ジンチョウゲ科の植物である雁皮から作られる和紙で、自然界に自生しているものから材料を調達することもあります。雁皮の成育は遅く栽培が難しいためです。古代では斐紙や肥紙と呼ばれることもあり、その美しさと風格から越前産のものは「紙の王」と評された。繊維は細く短いので緻密で緊密な紙となり、紙肌は滑らかで、赤味がかったクリーム色(鳥の子色)と独特の好ましい光沢があります。丈夫で虫にも強いので、古来、貴重な文書や金札に用いられることが多く日本の羊皮紙と呼ばれる様に成りました。文安元年(1444年)に出た『下学集』では、「紙の色 鳥の卵の如し 故に鳥の子というなり」と記されています。
 しかし、厚い雁皮紙は漉きにくく、水分を多量に吸収すると収縮して、紙面に小じわを生じる特性があるために太字用としては不適とされ、かな料紙・写経用紙・手紙などの細字用として使われるのが一般的である。平安時代には、厚さによって厚様(葉)・中様・薄様と言われ、やや厚目の雁皮紙を鳥の子紙と言って、越前産が最上とされた。雁皮は謄写版原紙用紙の原料として大量に使用されていました。襖紙に使用される鳥の子紙は雁皮(がんぴ)と楮(こうぞ)を混ぜたものが使用されます。

強化襖紙

最近はペットに優しい襖紙をお考えの方がよくいらしゃいますが、襖紙に水溶性の樹脂を塗工したものがよく出ます。
表面が滑りやすくなってペットの爪が引っ掛かり難く成っています。
またビニール系のものと違い有害物質を出さず、ホルムアルデヒトの放散量は0.2mg/ℓ以下です。

そして素材も地球に優しいエコロジー襖紙と言うのものも大きな特徴と言えます。

最も人気が高く、高級とされているのは、手すき和紙によって作られた本鳥の子です。手すきならではの美しい模様があり、通気性や吸湿性も高く、なおかつ弾力があって丈夫です。また、手すきではなく機械ですいた鳥の子という襖紙にも、高い人気があります。手すきほどではなくても、原材料が同じなので、やはり美しく丈夫なのです。また、安価なことから人気があるのが、新鳥の子と呼ばれている襖紙です。パルプで作られていたり、古紙が再利用されていたりするので、その分価格が安いのです。安価ということは、その分気軽に張り替えをしやすいということです。そのため部屋の模様替えにも便利と言えます。

丈夫さの点で人気が高いのは、樹脂コート襖紙です。樹脂コートですから、和紙で作られた襖紙のように通気性や吸湿性はありません。しかし水をはじく性質があるので、食べ物や飲み物が散ったとしても、シミはつきません。衝撃に強いので、小さな子供やペットがいたずらをしても、破れにくいです。丈夫なので張り替えの必要性が生じにくく、経済的と言えます。この他にも襖紙には、布でできたものや塩化ビニールでコーティングされたものなど、多くのものがあります。それぞれにメリットがあり、それぞれの特徴を活かして使い込みましょう。


有害物質を出さないオレフィン樹脂で表面コーティングをしています。紙も厚めのものを使用していますので、ペットに優しい襖紙と言われています。また、表面加工をしている為、汚れにも強く水拭きも可能です。 サンプル帳は角兵衛 新鳥の子(シックハウス対策品)

ふすまの張替え修理

ふすまは現代の家屋でも欠かせない建具です。日本の家がどんなに形を変えてもふすまも進化しながら馴染んで来ました。ふすまは日本古来の建具です。歴史上で登場が確認できるのは平安時代です。平安時代の書物にもふすまは登場しています。日本の気候は四季が有り、季節によって空間を仕切ったり、開放したりする事で暖かさや涼しさを得ていました。日本独特の風土だからこそ様々な建具が生まれ、発展して来ました。ふすまもその一つです。ふすまの原型は布を張り合わせたものが使用されていました。その後中国から伝来した紙や和紙の発展から紙が使われるようになりました。しかし長らくふすまは、身分の高い人々の邸宅などで使用されており一般庶民に浸透するのは江戸時代になってからです。その後洋風建築の建物が増えても和洋折衷という形で取り入られてきました。ふすまを張替え修理する職人は古来から現代まで技術を受け継いでいます。張替え修理する事で長く使用することが出来るので現代でも重宝されています。また張替え修理する際には新しい素材の紙にする事でさらに高機能のふすまにすることが出来ます。張替え修理するなら、技術をしっかり持った張替え修理専門業者に依頼するのがおすすめです。 

引手について  

襖(ふすま)の引手は、ふすまを開け閉めする際にふすま紙に直接手が触れるのを防ぎ、手垢などからふすま紙の汚れをを防ぐ役目を果たします。襖(ふすま)の引手にもさまざまな種類があり、材質の違いはもちろん豊富なデザインがあります。 高価な引手はひとつひとつ職人の手作りで作成されます。大量生産される引手から耐久性やデザインを重視したものまで、材質(プラスチックのものから金属やセラミック製の物)や形状は実に多くの物が揃っています。

襖施工事例

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楮(コウゾ)はクワ科の植物で古くから和紙の原料として使われてきました。     雁皮の花